赤ちゃんの寝かしつけにとても強い味方となるおしゃぶり。最近では可愛いデザインのおしゃぶりも販売されていて、赤ちゃんのファッションのひとつとなっています。でも、おしゃぶりを続けていると、「歯並びが悪くなるのでは?」「辞めるのが大変そう」と使うのを迷っているママも多いのではないでしょうか?今回は、おしゃぶりを寝かしつけで使う注意点や、実際におしゃぶりを使って寝かしつけをした感想など、実体験を交えて紹介します。
おしゃぶりで赤ちゃんが泣き止む理由
おしゃぶりを使うと、泣いていた赤ちゃんが嘘みたいに落ち着いて静かになります。これは、赤ちゃんがもつ「吸てつ反応」という本能によるものです。赤ちゃんは生後すぐにママの乳首やほ乳瓶をくわえることができ、くわえている間は安心して落ち着きます。
「母乳やミルクは足りているはずなのに、口をぱくぱくしてまだ欲しがっているみたい。でも、あんまりあげすぎると吐いちゃうし・・・」こんなお悩み、おしゃぶりがあれば一発解決してくれます。
口寂しい状態の赤ちゃんに、おしゃぶりをくわえさせてあげましょう。落ち着きがなかった赤ちゃんが「ちゅっちゅっ」と気持ちよさそうにおしゃぶりを吸って、落ち着きます。
おしゃぶりが寝かしつけに便利な理由
「おしゃぶりを吸う=安心して落ち着く」
このことから、おしゃぶりは寝かしつけには格好のアイテムです。
1時間近く抱っこして、そーっと布団に降ろした瞬間に目がぱちっ。また1からやり直し・・・
赤ちゃんを育てるママなら、ほとんどの方が経験がると思います。
ここに、おしゃぶりがあると。
布団に降ろして、「うゎぁ・・・」と泣きそうになった可愛いおくちに「ぱくっ」とおしゃぶりをくわさせてあげるだけで、そのままおしゃぶりを吸いながら自分で眠ってくれます。
おしゃぶり依存になったら大変。おしゃぶりを辞めさせるのに何日もかかるって言うし・・・
と、不安になるのはわかります。
でも、赤ちゃんの寝かしつけが大変なのって、1年以上。しかも、1日に数回。
これをかなりの確率で寝かしつけに失敗していたら、ママには相当のストレスです。
1年以上の寝かしつけが格段に楽になるんだったら、おしゃぶりを辞めるために数日間大変でも、アリなんじゃないかなと思います。 (おしゃぶり大好きだった我が家の娘は、3日で卒業しました♪)
おしゃぶりのやめ方~おしゃぶり依存の娘が3日で卒業できた方法~はこちら!
おしゃぶりで寝かしつけをするときの注意点
とは言っても、やはりおしゃぶりはクセになりやすいので、少し注意して使いたいもの。
おしゃぶりの注意点としてあげられるのが、
- 長時間の利用により、母乳やミルクをあげる機会が減ってしまうこと
- 発音の機会を減らしてしまうこと
です。寝かしつけに関して言えば、赤ちゃんが眠ったら口からおしゃぶりを外してあげれば、クセになりにくいとのことです。
上手におしゃぶりと付き合って、ママの負担が減るならそれに越したことはありません。
※参考:ベネッセウィメンズパーク 小児看護師の回答
私がおしゃぶりを始めた理由
さて、ここからは、完全に私のフリートークです。何の根拠もありませんが、寝かしつけの参考にしていただければ幸いです。
我が家の三姉妹、おしゃぶりを使ったのは三女だけです。
長女は寝かしつけがかなり大変な子だったけど、なぜ泣くのかわからずてんてこまいで、おしゃぶりを使おう!なんて思いつかなかったのです。
今思うと、あんなに泣いてたならもっとおっぱいあげるべきだったかな、とか、おしゃぶりを使っていたら格段に楽だったなぁと思います。
次女は寝かしつけがとっても楽な子で、あまり悩まなかった記憶があります。
そして、問題の三女。寝ない・食べない・抱っこマンと、なかなかの問題児です。
そんな三女は生後すぐから寝かしつけも大変だったわけで。
三女が寝てくれないと、次女(2歳半)も起きちゃうんですね。これは大問題。
そんな問題の解決策にとおしゃぶりを使ってみたら、もうこれが便利で。
次女は私が添い寝をしないと眠れないのですが、三女が泣きそうになったらおしゃぶりで落ち着かせて、次女が寝たら本格的に三女の寝かしつけと、役立っています。
三姉妹ママ考案!最強の寝かしつけ術
最後に、子供3人で編み出した最強の寝かしつけ術を紹介します。
エルゴ&おしゃぶりが必須アイテムです。
- エルゴで抱っこして寝かせます。(ここで寝ない場合、エルゴで抱っこしたまま授乳(笑)もしくはミルクをあげています。最後はおしゃぶりに頼ります)
- 抱っこをしたまま布団に膝を付き、赤ちゃんをゆっくりゆっくり降ろします。背中スイッチも意識するけど、お腹スイッチも意識。身体をぴったりくっつけたまま降ろします。
- まずは頭を布団に降ろします。その時点でしっかり寝ていないならまだまだ、やり直し!
- 頭を降ろしたら肩ベルトを取って、そーっと身体を離します。
- 最後に腰ベルトを取って、動いた時に絡まらないように赤ちゃんの腕から肩ベルトを離します。もし可能なら赤ちゃんの腰を上げてエルゴを回収するけど、三女は敏感なのでもうそのまま寝かせます。
- そーっとおしゃぶりを外します。
この寝かしつけで何とか乗り切った3人育児。おしゃぶりに頼り過ぎて心配もありましたが、三女はいろんなことに興味が出てきた8か月くらいから、自然におしゃぶりをする時間が短くなっていきました。
1歳になっておしゃぶりの利用が夜のみになったので、卒業を決意!
主人の3連休に合わせて卒業を頑張ることに。
夜中に泣いてもおしゃぶりをさせずにとにかく抱っこで乗り切りました。
結果、2日間は夜中何度も泣き、その度に抱っこで寝かせて大変でしたが、3日目からは夜中に起きる回数がぐっと減ったと同時に、トントンで眠ってくれるように!
上述しましたが、大変なのは数日です。
寝かしつけが大変な数ヶ月、幾度となく助けてもらったおしゃぶりは、私の中で育児のマストアイテム。寝かしつけが大変で困っている方に、おすすめです。