赤ちゃんは、とても汗っかきです。大人が調度良いくらいの気温でも、赤ちゃんはびっくりするほど汗をかいていることがあります。特に頭は汗の量が多く、気付いたら頭からおでこにシャワーでもかけたかのような汗をかいていることも。今回は、赤ちゃんが頭にたくさんの汗をかく理由と、対処方法について解説します。
赤ちゃんは大人の2倍汗をかく？！
赤ちゃんは、大人と同量～2倍の汗をかくと言われています。大人よりも小さな体で2倍もの汗をかいていたら、常に身体中汗をかいてしまうのもうなずけます。
これは、赤ちゃんの基礎体温がもともと高いことや、大人と同じ数の汗腺があるためです。
人間は、体温が高くなると汗を出して体温を下げようとします。もともと体温が高い赤ちゃんは、抱っこされたり泣いたり、母乳やミルクを飲んだりすることでさらに体温が上がります。そのため、それを下げようと汗をかくのです。
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赤ちゃんが頭に汗をたくさんかくのはなぜ？
では、身体の中でも特に頭に汗をたくさんかくのはなぜでしょう？
それは、手足に比べて頭は血流が多いことや、頭は体の中でも体温が高く、汗腺も多いためです。
汗をかくことで体温調節をしているので、悪いことではありません。心配せずにガーゼタオルなどで拭き取ってあげましょう。
頭だけでなく背中にも汗をかいていたら、赤ちゃんにとって気温が高すぎる可能性があるので、最適な温度にしてあげてください。
頭に汗をかく！対処法を解説
頭に限った事ではないですが、汗をかいてそのままにしておくと、冷えて風邪をひいたりあせもになっってしまう可能性があります。対処法を4つ解説しますので、汗かき赤ちゃんを寝冷えやあせもから守ってあげてください。
こまめに汗を拭き取る
頭にかいた汗は拭き取りやすいので、こまめに拭き取ってあげましょう。
ガーゼタオルなどを使って、赤ちゃんの頭～おでこの汗を拭き取ります。
後頭部もかなり汗をかいているので、かぶれないようにしっかり拭いてあげましょう。
汗取りパッドを使う
汗取りパッドは、服と背中の間に挟んで使うものです。
赤ちゃんが寝ている時は背中にも汗をよくかくので、汗取りパッドをしておくと快適に眠れます。
ミルクや母乳を飲んでいる時は、涼しくする
赤ちゃんが特に頭に汗をかくのは、ミルクや母乳を飲んでいる時でしょう。
それもそのはず、もともと基礎体温が高いのに、さらに温かいものを飲んだら暑くなります。
特に母乳の場合はママと密着しているので、なおさらです。
暑くて機嫌が悪くなり、思うようにしっかり飲めずに泣き出してしまうこともあります。
エアコンを効かせたり、扇風機を頭にあてたりと赤ちゃんが快適なミルクタイムを過ごせるように工夫してあげましょう。
寝る時はひんやり枕を使う
赤ちゃんは寝汗もたくさんかきます。寝ていた赤ちゃんが目をさました時、枕がぐっしょりと濡れていて、おしっこかな？！と思うほど汗が出ていることあります。
赤ちゃんの寝汗対策には、前述した汗取りパッドと合わせてひんやりとした冷却枕を使ってみてはいかがででしょうか。
新生児から使えるような小さな枕は、もうこの頃には動いてしまって使える子はほとんどいません。かわりに大人用の柔らかい枕を使ってあげると、頭が沈んで気持ちよく眠れる赤ちゃんもいます。寝るときにひんやりとするような枕を使うと、快適に眠れるようになります。
帽子をかぶる場合は蒸れに気を付ける
外に出るときは、厚さ対策のために帽子をかぶることが多いでしょう。
しかし、帽子をしているからと安心していると、家に帰って帽子を取ったら汗で蒸れて頭がベタベタ、髪の毛はぐっしょり、という経験がある方もいるのではないでしょうか？
日が当たらないところでは帽子を取って、帽子の中が蒸れないように注意してあげましょう。
赤ちゃんの汗対策をしっかりしよう！
赤ちゃんが頭にたくさん汗をかく原因と、その対処法について解説しました。随分暑さが和らぐ季節になってきましたが、赤ちゃんは大人が涼しくても暑がっていることがあります。
適切に対処をして、赤ちゃんを汗による冷えやあせもから守ってあげましょう。
