おしゃぶりは、赤ちゃんにとっての精神安定剤。外出先で泣きそうな時、眠いけどなかなか眠れない時などにおしゃぶりを渡すと、嘘みたいに赤ちゃんが落ち着いてくれます。
とても便利なアイテムですが、依存性が高いおしゃぶりをやめることができるか不安に思っているママは多いのではないでしょうか。
この記事では、おしゃぶり依存症の娘が3日で卒業できた体験をもとに、おしゃぶりのやめ方とコツを紹介します。おしゃぶりがやめられるか不安な方は参考にしてみてくださいね。
おしゃぶりはママの負担を減らしてくれるお助けアイテム!
「おしゃぶりはデメリットが多いから使わない」というのはもったいない!
3児の母である私はそう思います。おしゃぶりを使って寝かしつけが楽になれば、ママの負担が大幅に減り、睡眠時間の確保や家事にかける時間が増えるのです。
おしゃぶりをやめるのは確かに大変ですが、大変なのはせいぜい3日~1週間程度。それに比べ、寝かしつけは1年以上続きますし、月齢が低いうちは1日に数回あるのです。
その寝かしつけが楽になるなら、使わない手はありません!
私は3人分の育児をしていろいろな育児用品と出会いましたが、その中でもおしゃぶりはマストアイテムと言って良いほど活躍してくれました。
おしゃぶりを使うメリット
おしゃぶりを使うことで得られるメリットは
- 赤ちゃんが安心する
- 鼻呼吸が上手になる
などが挙げられますが、一番のメリットは「寝かしつけが格段に楽になる」ことでしょう。
寝かしつけが上手くいかないと
寝かしつけにいつまでかかるの・・・
と気が遠くなってしまいますよね。肉体的にも精神的にも限界が来てしまいます。
おしゃぶりを使うとすんなり寝てくれることが増えるので、家事時間や睡眠時間に充てることができますよ。
おしゃぶりを使うデメリット
おしゃぶりを使うことでよく挙げられるデメリットは
- 歯並びが悪くなる
- 発音の機会が減る
- 依存性が高い
などです。
歯並びや発音に関しては、おしゃぶりを正しく使うようにすれば回避できます。
大きくなってからも使用したり、1日中つけっぱなしという極端な使い方をしなければ大丈夫ですよ。
しかし、依存性が高くやめるのが大変という点はやはり避けられません。こちらについては解決策を後半で詳しく解説しているので、最後までご覧くださいね。
おしゃぶりの卒業時期はいつ頃?
おしゃぶりは乳歯が生えそろう2歳頃までにやめれば、歯並びに悪影響はないと言われています。
できれば1歳頃から使用頻度を徐々に減らし、卒業に向けた準備をしていくと良いですよ。
機嫌の良い時や日中はおしゃぶりをしまっておきましょう。寝かしつけの時やどうしても泣き止まない時だけおしゃぶりを渡すようにします。
機嫌が悪くなるからとおしゃぶりを渡しっぱなしにしておくと、一日中付けていることになり、発音や発語の遅れにつながる可能性が出てきます。
おしゃぶりのやめ方
では、おしゃぶりのやめ方について解説していきます。ネットでおしゃぶりのやめ方を調べると、様々な方法が出てきますが、やみくもに試すのはおすすめできません。
おしゃぶりをやめるのが1歳になったばかりなのか、1歳半なのか、2歳なのかでやり方は全く違うからです。
もちろん成長具合によりますが、なんとなく大人の言うことを理解し始める1歳と、言葉が話せる2歳とでは大きな差がありますからね。
お子さんの理解度も踏まえ、考えてみましょう。
おしゃぶりを隠す
赤ちゃんの年齢を問わず大前提として、おしゃぶりを見えない場所に隠しておくという方法があります。
おしゃぶりが見えてしまうと忘れていてもほしくなってしまうので、普段から寝かしつけの時だけ出すようにしておくと良いでしょう。
とにかく抱っこで乗り切る
おしゃぶりをやめるのが1歳くらいであれば、とにかく抱っこで乗り切るのがベストでしょう。
1歳くらいでは「これポイしてね」「たっちして」など簡単なことは理解できますが「おしゃぶりはもうバイバイするから、今日からはぬいぐるみさんと寝ようね」なんて難しいことはわかりません。
おしゃぶりをもらえず怒って泣いている状態で、とにかく抱っこをして眠らせてあげましょう。
卒乳と同じで、1日目、2日目を越せばおしゃぶりの存在は忘れていきます。
おしゃぶりの先端を切る
2歳近くなり、大人の言っていることが理解できるようになったら、おしゃぶりの先端を切るというメジャーな方法が活用できるようになります。
いつもと違う感触におしゃぶりを嫌がり、自分からおしゃぶりをやめるようになります。
しかし、自分のお気に入りのものが突然壊れてしまうというのが子供にとっての現実。怒って泣き叫ぶ可能性もあるので、ちょっとリスクのある方法です。
切り替えの早いお子さんなら有効かもしれません。
別のものにシフトする
寝かしつけのアイテムを別のものにシフトするという方法もあります。
具体的には
- お気に入りのぬいぐるみで代用する
- 背中をトントンして寝かせる
- 眠りにつきやすい音楽を流す
などが挙げられます。小さいうちはこれらの方法で乗り切るのは難しいですが、1歳半~2歳になり、大人の言っていることがある程度理解できていれば有効です。
おしゃぶりをほしがったら
- おしゃぶりは赤ちゃんが使うものだからバイバイするよ
- 今日からはくまさんが一緒に寝てくれるよ
と説明してあげましょう。
それでもどうしても泣いて眠れない場合は抱っこで乗り切ることになるので、体重が少しでも軽い1歳頃に卒業をすると親の負担が少し軽くなりますよ。
おしゃぶりをやめさせるコツ
おしゃぶりをやめる方法を紹介しました。次に、合わせて頭に入れておきたいおしゃぶりをやめるコツを解説します。
指しゃぶりに移行しないよう代用品を持たせる
おしゃぶりを卒業した子がやりがちなのが、指しゃぶりです。衛生的でなく、指が荒れることもある指しゃぶり。
指しゃぶりに移行しないように、手を握ったり持ちやすいおもちゃなどを持たせましょう。
我が家ではハッピーセットでもらったリカちゃんが活躍しましたよ!
絶対にやめる!という強い意志を持つ
おしゃぶりをすることで安心できていた赤ちゃん。そのおしゃぶりを急にもらえなくなったら、確実に不安で泣いてしまいます。
特におしゃぶり卒業の1日目、2日目は大変です。 夜何度も起きては泣いておしゃぶりを欲しがることでしょう。新生児育児に逆戻りです。
泣いている原因がわかるだけに、何度もある夜泣きに付き合うのは大変なんです・・・
おしゃぶりを渡せばすぐにでも安心して寝てしまうのがわかるので心が折れてしまいそうになりがちですが、強い意志を持ってぐっとこらえてくださいね。
卒乳と同じで、赤ちゃんは2日もすればおしゃぶりの存在を忘れてしまうことが大半です。「数日の我慢!」と強い意志を持ち、泣きわめく赤ちゃんに付き合ってあげましょう。
卒業に成功すれば、きっと朝までぐっすり寝てくれるようになります。
連休を利用してパパにも協力してもらう
夜中に何度も起こされ、睡眠時間が確保できないおしゃぶりの卒業期間。一緒にお昼寝ができれば良いですが、お昼寝もまとめて寝てくれるとは限りません。
負担をママ一人で抱え込まず、家族と協力して乗り切りましょう。
パパに三連休があれば、前日の夜からおしゃぶり卒業スタート。4日間あればきっと卒業できるので、連休を狙って予定を組んでみてはいかがでしょうか。
おしゃぶりを3日でやめた娘の経験談
ここからは、おしゃぶり依存症の娘が3日で卒業できた経験談をまとめます。参考にしてみてください。
事前準備
- 日中はおしゃぶりをさせない
- おしゃぶりは見つからないように隠しておく
- パパの三連休(金土日)に合わせ、木曜日の夜からスタート
- 上の子供たち&パパを起こさないように寝室を分ける
1日目
パパの三連休に合わせ、木曜日の夜から卒業を決めました。生後1ヶ月から約1年間ずっとおしゃぶりで寝かしつけをしてきた娘。寝かしつけが始まるとすぐに、おしゃぶりを欲しがり愚図ります。
もちろんギャン泣き状態ですが、ひたすら抱っこで寝かせます。手持ち無沙汰になると頭をかきむしるという嫌なクセを持っている娘。ハッピーセットのリカちゃんを両手に持たせ、とにかく抱っこでゆらゆら。
新生児の時のように、寝たらそーっとベッドに降ろします。結局夜中3回泣き、なんとか抱っこで乗り切りました。
2日目
1日目と同様、リカちゃんを持たせてひたすら抱っこで寝かせます。2日目も夜中に3回起きましたが、3回目は寝かせたままトントンで寝てくれるように!!
初めてのことだったので、びっくりの大進歩です。
3日目
3日目は最初の寝かしつけからトントンで乗り切ることができ、何度か泣きましたが抱っこはせずに過ごすことができました。
日中はおしゃぶりのことは忘れたかのようにご機嫌で遊ぶ姿が見られました。
4日目
夜に加え、お昼寝の入眠までもがおしゃぶり不要に。夜中に起きることもなく、ついにおしゃぶり卒業成功!
まとめ
日本ではあまり推奨されていない風潮のおしゃぶり。私自身も助産師さんから「使わなくて良いなら使わない方が・・・」と言われ、上の二人には利用しませんでした。
しかし、3人目で初めておしゃぶりを使い、その便利さに驚き!上の2人も使っておけば楽だったなぁ~と感じました。
育児中は、ママの睡眠時間確保はとても大切です。大変な寝かしつけは数知れず、卒業は数日!
使うのをためらっているママさんには、ぜひおすすめしたい育児アイテムです。
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