・進研ゼミのプログラミング講座が気になる!
・内容や難易度はどうなんだろう?
・新サービスだから口コミがない!使っている人の感想が聞きたいな。
こんな疑問に答えます。
2021年4月新開講「進研ゼミプログラミング講座」。この記事では、画像いっぱいで内容を公開します。
合わせて小学2年生の子供が使った様子やメリット・デメリットも紹介しているので、進研ゼミプログラミング講座を始めるかどうかの参考にしてくださいね。
2021年4月新開講!進研ゼミプログラミング講座の内容は?
さっそく進研ゼミプログラミング講座の内容を公開します!学習目安は1週間で約30分、1ヶ月に14レッスンできるようになっています。
初月(レベル1・ステップ1)の内容はこちらです。
・情報 1~9レッスン
初月はプログラミングのレッスン0というものがあり、全部で15個のコンテンツがありました。それぞれの内容を詳しく見ていきましょう。
※進研ゼミで学べるプログラミングには現在次の2種類があります。
➀有料オプションで追加申込するもの
➁進研ゼミ(チャレンジタッチ)を申し込みしていると無料で使えるもの
今回は➀の有料オプション「プログラミング講座」のレビュー記事です。➁の無料のプログラミングアプリについては参考記事をご覧ください。
▼参考記事
「情報」で学べる内容
1~9レッスンある「情報」のコンテンツでは、以下のようなことが学べました。
・コンピューターに命令する
・フローチャートを使って「小さな動き」を整理する
・観察したものをスケッチで表す
・情報モラル、セキュリティ
パソコンの基本的な使い方
「電源を入れる」「マウスでクリックをする」「ドラッグする」など基本的な操作を覚えます。動画を見るだけでなく実際に操作できるので、ここでしっかり定着させられると良いですね。
コンピューターに命令する
プログラミングを学ぶ上での基礎となる考え方を学びます。レベル1・ステップ1では「ロボットにオムレツを作らせる」という動きを命令していきますよ。
「卵を割る」「卵を混ぜる」「フライパンに入れる」などの工程を考えながら命令するのですが、例えば「卵を混ぜる」の工程を飛ばしてしまうとオムレツが目玉焼きになってしまうんですよね。
子供もクスクス笑いながら、楽しくアニメを見ていました。興味のある内容なので、すごく頭に残ります。
フローチャートを使って「小さな動き」を整理する
前レッスンにもう一段階踏み込んだ内容です。「洗濯機」の動作をプログラミングして考えてみます。オムレツ作りよりも工程が増えるので、少し難易度が上がりますよ。
観察したものをスケッチで表す
水族館で見た「サメ」をスケッチします。ここではパソコンやタブレットを使ってスケッチをする方法や注意点が学べました。
・1本の線ではっきりと描く
・絵に影をつけない
・名前や特徴を記載する
上手なスケッチの仕方をアニメで学習します。実際にスケッチの練習はしていませんが、今後出てきそうですね。
情報モラル・セキュリティ
情報の上手な使い方を学びます。
↓
健康な暮らしができなくなる
ゲームが辞められない病気になる
こんな危険があるので、おうちの人と約束を決めてからやろうという結論が出てきます。
「こんなこともう教えてる」というような内容ですが、子供にとっては改めてチャレンジタッチに言われると危機感を持つようで「病気になるなんて怖いね・・・」と意識していました。
他にも「本の内容を写真で撮って友達に見せてあげる」のは法律違反になる、などそう言えば教える機会がないけどやりかねないな、という内容もしっかり教えてくれました。
「プログラミング」で学べる内容
「情報」レッスンとガラッと異なり「プログラミング」レッスンではスクラッチをしっかりと学んでいきます。
レベル1・ステップ1では「ももたろう」の物語をプログラミングする内容で、アニメを通して学んでいきます。
・曲がった川でもおばあさんのもとに流れる動きをプログラミングする
・桃を拾ったおばあさんが家に帰る道のりをプログラミングする
このような内容でひとつずつスクラッチをしていきます。
スクラッチは、はっきり言って「子供には難しい」です。
むしろプログラミング未経験者であれば、大人でも慣れるまでは難しい内容です。ひとつひとつの動作が細かいですし「ここを押してからスタート」「ここまでできたら一度内容を見返す」など子供が一人でできる内容ではないと言えます。
スクラッチのレッスンは、慣れるまでは大人が付きっ切りで教えてあげないと難しいでしょう。しかしスクラッチは、プログラミングを学ぶ上で避けて通れない道でもあるので
・アニメを見ながら楽しくわかりやすく学ぶ
という点においては、やはり進研ゼミは優れていると感じます。
プログラミングワールド(無料版)との違いは?
新開講のプログラミング講座について内容を紹介してきましたが、チャレンジタッチを申し込んでいると無料でプログラミングアプリが使えるのをご存知ですが?
この章では、無料版と有料オプションの内容を比べて違いを解説します。
小学1年生のプログラミングアプリ(無料版)はこちらの記事で詳しく公開しています。2年生の4月号では「ププロ」という可愛らしいミニロボットが届きました。
チャレンジタッチ内で簡単な動きをプログラミングして、コードを読み取ってププロを動かすことができます。
4月号では「ゆれる」「ランプが光る」「おはようと言う」など少ない動きのプログラミングですが、次の更新からどんどん難易度が上がっていくと思われます。
プログラミングアプリ(無料版)でも簡単なスクラッチが学べますし、実際にロボットを動かすことができるので「楽しくプログラミングに触れる」という点においては十分なのでは?と感じます。
プログラミング講座(有料版)ではさらに踏み込んだプログラミング的思考やスクラッチが学べる他、情報モラルやセキュリティについても学習できるので
・もっと深くプログラミングを学習したい
という意欲のあるお子さん向けだと感じます。
実際の授業ではどんなことを学ぶの?
小学校でプログラミングの授業があるって聞いたけど、子供が授業についていけるか心配!私は教えられないし・・・
こんな不安を持っている親御さん、多いと思います。ここで、小学校では実際にどんな内容を授業で学ぶのかお伝えしましょう。こちらは小学1年生の算数の教科書です。
目的(宝物)の位置まで到達するためのルートを考える、プログラミング的思考を学ぶ問題です。1年生の内容は、まだまだ簡単ですね。
プログラミングが必修化と言っても「プログラミング」という科目が増えるわけではなく、あくまで他の教科の中で考え方を学びます。
さらに別紙でプリントももらって、しっかりと学習してきたことが伺えます。1年生の授業で習うプログラミングは、言ってしまえば「この程度」なので
「授業についていけるか心配だから、プログラミングを習わせたい」
という心配はおそらく不要です。
・将来的に使えるようにプログラミングを学んでほしい
こんな考えがある場合は、有料版のプログラミング講座がおすすめですよ。
進研ゼミプログラミング講座の料金は?
進研ゼミプログラミング講座の受講費はこちらです。(小学1~5年生向け)
6か月分一括払い 19,800 円(税込)1ヶ月あたり3,300円(税込)×6
1年分一括払い 34,800 円(税込)1か月あたり2,900円(税込)×12
プログラミングスクールに通うと月々6,000~10,000円くらいかかるので、この料金で学習できるのは破格ですね。
進研ゼミプログラミング講座は子供だけでも進められる?
前述しましたが、進研ゼミプログラミング講座を子供だけ進めるのは難しいです。と言っても難しいのはスクラッチのみで「情報」のレッスンは子供だけでも楽しく進められていました。
スクラッチについてはプログラミングを学ぶ上では避けて通れないので、親が付きっ切りで教えるしかないでしょう。
ちなみに我が家の娘(小学2年生)は2箇所のスクールでプログラミングやスクラッチを体験しているので馴染みはあるものの、やはり一人では全くできませんでした。
私(ママ)でも向きや動きの数をしょっちゅう間違えるので・・・小学生には相当難しいと思います。
プログラミング講座の学習目安は1週間に30分なので、お子さんに付き合う時間を作れると良いですね。
受講してみて感じたメリット・デメリット
進研ゼミプログラミング講座を実際に受講してみて感じたメリットはこちらです。
・小学1年生から受講できる
・アニメ付きで楽しく学べる
・関心のある題材(オムレツ作りやももたろう)なので、取り組みやすい
・教える機会の少ない情報モラルやセキュリティも同時に学べる
とにかく受講費が安いのが一番のメリットです。さらに楽しく取り組んでくれるから言うことなし!
「プログラミング=難しいもの」というイメージが付かないようにするのが大切かな。
プログラミングスクールの多くは「小学3年生から」のところが多いので、1年生から受講できるもの嬉しいポイントですね。
反対にデメリットと感じたのはこちらです。
・作品作りができない
スクラッチについてはどこのプログラミングスクールも同じですが、もう少し子供が取り組みやすい内容にできないものかな・・・と思ってしまいます。
難易度が急激に上がるからね・・・
また進研ゼミプログラミング講座では、ロボットを作るなどの作品作りができません。同じ通信教材のZ会ではレゴブロックでヘリコプターなどを作って動きをプログラミングできるので、最終的に作品が作りたいと思っている方には不向きであると言えます。
進研ゼミプログラミング講座はこんな方におすすめ
進研ゼミプログラミング講座をおすすめしたいのはこんな方です。
・授業以上のプログラミングを学ばせてあげたい
・なるべく安く受講したい
・親も一緒に取り組める時間がある(1週間に30分程度)
プログラミング講座は結構ガッツリな内容なので、お子さんがプログラミングを学ぶ意欲がない場合は不向きかもしれませんね。
まとめ
進研ゼミプログラミング講座について紹介しました。プログラミングは子供にとって好き嫌いがはっきり分かれるので、苦手意識を植え付けないようにしたいですね。
一度チャレンジタッチでできるプログラミングアプリ(無料版)を試してみてください。「もっとやりたい!」と意欲があれば、プログラミング講座をぜひおすすめします。