断乳はいつ頃どうやってする?卒乳・断乳のきっかけや方法を紹介

出産・育児

赤ちゃんが幸せそうにおっぱいやミルクを飲んでいると、こちらも嬉しくなりますよね。いつまでも見ていたくなる可愛い赤ちゃんの姿ですが、1歳頃になると、そろそろ断乳しようかな?卒乳ってできるのかな?と考えるママが多くなります。今回は、卒乳や断乳の時期やきっかけ、方法を紹介します。

スポンサーリンク

卒乳・断乳はいつ頃するのが良いの?

1歳頃になると自然に頭に浮かぶ断乳ですが、正確に何歳までにした方が良い、というような決まりはありません。昔は1歳を過ぎたら断乳をするように勧められていましたが、現在はWHOが2歳頃までは欲しがるだけ母乳を飲ませて良いと推奨していることもあり、子供からいらないと言われるまで母乳を続けるママもいます。

WHO(世界保健機関)の推奨する2歳頃までというのは、母乳には免疫成分が含まれているため、免疫の機能がしっかりとしてくる2歳頃までは飲ませた方が良いという見解です。しかし、これは発展途上国も含めてのことであり、日本のように衛生的で栄養も豊富な国ではまた話が違うのかもしれません。

参考資料:ユニセフ「母乳育児成功のための10ヶ条」ユニセフとWHO共同で発表

卒乳・断乳をいつ頃した?

ミキハウスの調査によると、卒乳・断乳をいつ頃したかの割合は「1歳頃(37.1%)」が最も多くなっています。次いで「1歳半頃(18.2%)」「8ヶ月未満(14.7%)」「2歳頃(10.6%)」と続きます。

1位の1歳頃は、離乳食も完了期になり食べられるものも増え、たくさん食べるようになります。自然と母乳やミルクを足す量が減るので、そのまま卒乳や断乳につながるようです。

2位の1歳半は周りに促されたり、2人目の妊娠、ママの仕事復帰などの理由から。
3位の8ヶ月未満は夜間授乳が大変になることや、噛み癖が付いてママの負担になること、仕事復帰などが理由として挙げられていました。

卒乳・断乳をした理由やきっかけは?

いつ卒乳や断乳をするか決めるのにはママや赤ちゃんそれぞれの事情があります。こちらもアンケート結果をもとに見ていきましょう。

よく食べるようになったから

前述しましたが、1歳を過ぎた頃から離乳食は完了期となり、家族の食事から取り分けができたり、幼児食と変わらない食事ができるようになります。
離乳食の頃の薄味・ベタベタ食感とは違った離乳食完了期のメニューは小さい子供にとってもおいしく、たくさん食べるようになる子供も増えます。

食後に飲んでいた母乳やミルクは自然に量が減り、不要になることも。その自然な流れで卒乳や断乳をするケースが多いようです。

夜中の授乳が辛かったから

ママの体力・気力を奪う夜中の授乳は、子供に知恵がついてくると赤ちゃんの時期よりさらに大変になります。
おっぱいの場所がわかっているので夜中でも勝手に服をめくって飲もうとしたり、おっぱいが恋しくなって授乳が頻繁になったりします。
夜間断乳ができていれば多少は良いですが、口寂しさからの頻回授乳が辛くて断乳を決意するママもいるようです。

噛まれるようになって痛いから

上下の歯が生えてくる頃から、赤ちゃんによっては授乳中にママのおっぱいを噛んでしまうことがあります。ママの反応が楽しいのか、歯がかゆくて噛んでしまうのか理由は様々ですが、授乳の度の激痛にリタイアしたくなるママもいます。

噛まれて痛い!対策に保護クリームがおすすめ↓↓

仕事復帰のため

ママが仕事に復帰して子供が保育園に行くようになると、断乳が必要になります。朝と夜だけ授乳して、昼間だけ離れるという方法もありますが、仕事中におっぱいが張って痛いというトラブルを避けるためにも、断乳・卒乳をしてから仕事復帰をするママが多くいます。

ママが病気になったから

軽い風邪ならともかく、インフルエンザや胃腸風邪になると薬に頼らずにはいられません。授乳中でもOKな薬もありますが、授乳中の服用は避けたいと思っているママは多くいます。
病気で薬を飲まなければならないのをきっかけに、断乳を決意するママもいます。

卒乳・断乳はどのようにした?

最後に、先輩ママたちがどのように卒乳や断乳をしたかを紹介します。

徐々に授乳の回数や量を減らした

食事をしっかりとれるようになったら徐々に授乳を減らしていき、子供の方から欲しがらなくなるという卒乳は、成功すると負担が少ない理想的な方法です。

ジュースなど替わりのものを与えた

授乳の回数が1日1回など少なくなっていれば、替わりのものを与えるという方法もあります。お風呂上がりのみや、寝る前のみの授乳の場合、マグに温めた牛乳やジュースを入れて飲ませるようにします。
味がおいしければ子供は満足するので、おっぱいを思い出さないように代用して様子を見る方法です。

おもちゃや散歩で気を紛らわせる

おっぱいに執着していると、いつでもどこでも飲みたがり、泣きじゃくることもあります。そんなときはあやしても効果があまりないので、お気に入りのおもちゃを渡したり、散歩に連れて行って気を紛らわせると次第におっぱいを忘れていきます。

根気が必要ですが、数日の我慢です。忘れた頃にお風呂などでおっぱいを見せてしまうと思い出してしまうので、見せないようにしましょう。

ドライブをする

子供がおっぱいを欲しがり寝なくて大変なときは、ドライブに連れていくという方法もあります。家でひたすら泣き続ける我が子を見ているのも辛いので、ちょっと大変ですが車に乗せてしばらくドライブをしてみましょう。

車に乗ると心地よい揺れで寝てしまう子供は多いです。子供が寝たら家に帰り、そっと抱いてそのままベッドで寝かせるようにします。

パパや祖父母に預ける

頼れる場所があるならば、頼りましょう。ママと一緒にいると、どうしてもおっぱいを思い出してほしがってしまいますが、そこにママがいなければ意外とすんなりおっぱいを忘れてしまうものです。
祖父母に懐いているならば丸1日預けたり、家で泣き始めたらパパに変わるなど周りを頼ってみるのもひとつの方法です。

まとめ

卒乳・断乳をいつ頃したかやきっかけ、方法について紹介しました。おっぱいに執着している子供にとって断乳は酷ですが、2~3日であっさり忘れてしまうことが多いので、短期間でやり切りましょう。
すると決めたら途中でやめるとズルズル辞められなくなりママにも子供にも負担なので、しっかり意思を持って挑むのがポイントです。

タイトルとURLをコピーしました