2019年1月、私は3人目の出産を終えました。3回目と言えど出産の痛みには決して慣れませんが、出産の流れや乗り切り方がわかっている以上、落ち着いて出産に挑めたと思います。今回は、出産を控えるドキドキの妊婦さんに読んでいただきたい情報を紹介します。出産の流れや、3人産んでわかった陣痛の乗り切り方、陣痛中に役立ったアイテムなど、ぜひ参考にしてみてください。
出産の流れを解説
ドラマでの陣痛~出産シーンは、妊婦さんが家や道端で突然「うっ・・・」とお腹を抱え込み、次のシーンではもう産まれているといった光景がよく描かれます。このイメージがついていると、「陣痛が来た時に一人だったらどうしよう!!」と心配になりがちですが、こんなに唐突には出産は進みませんのでご安心を。出産の流れを解説します。
子宮口0~5㎝
陣痛の超初期は、子宮口の開きが5㎝以下です。
検診のとき「子宮口1㎝開いてるね~」なんて言われたら、もう開いているのかとびっくりしてしまいますが、ここから長くかかることがほとんどですのでご安心を。私は3人目の出産のときでも、1㎝開いたところから1週間以上出産まで時間がかかりました。
少しずつ陣痛を感じる時間が増えます。この痛みは前駆陣痛と呼ばれるもので、間隔は不規則です。まだまだ出産まで時間がかかるので、前駆陣痛の間にやりたいことは済ませておきましょう。
前駆陣痛の間隔が一定になってきたら、いよいよ出産が近くなります。と言っても、初産婦さんの場合はここから1日以上かかることもザラです。
子宮口5㎝~9㎝
陣痛の間隔が規則的になってくると、痛みも強くなってきます。子宮口が全開になるまでのこの時間は、ゴールが見えずに辛い時です。近づいている出産に備え、陣痛が遠のいているうちに休んだり、食事を摂っておきましょう。
この時点でまだ家にいて、「やばい、結構痛い」と感じていたらもう産院に行きましょう。痛みの感じ方は人それぞれですが、「まだ耐えられるから大丈夫!」と我慢しているうちに子宮口が開いてしまう可能性もあります。
子宮口10㎝(全開)
辛い陣痛に耐え、ついに子宮口が全開になったら赤ちゃんとの対面も間近です。初産婦さんならここから2~3時間ほどで出産になります。私は2、3人目は全開になってからは30分で産まれました。
陣痛は赤ちゃんを押し出すために最も激しくなります。また、間隔も短いのでキツイ時間です。しかし、もういきみを我慢する必要がないので、助産師さんの指示をしっかり聞いて出産に挑みましょう。
陣痛中におすすめのお役立ちアイテム
ここからは、陣痛中に役立ったアイテムについて紹介します。辛い痛みの中、少しでも楽になるアイテムなので、入院グッズにしのばせておきましょう。
陣痛アプリ
これはアイテムとは言い難いですが、スマホにインストールしておいて損はないです。陣痛の間隔をワンタッチで簡単に測れるアプリです。産院では「陣痛の間隔どれくらい?」「いつから?」と必ず聞かれるので、さかのぼって確認できる陣痛アプリはとても便利です。
テニスボール
「陣痛のときはテニスボールでおしりを抑えてもらうといいよ!」と聞いたことはありますか?
出産が初めての場合、意味不明だと思いますが、下痢のときを想像してみましょう(汚くてすみません)。
お腹が痛くてもう漏れそうなんだけど、ここでは絶対に出しちゃダメ!ってときに、何かでおしりをぎゅっと抑えると、何もないよりは我慢するのが楽になりませんか?そんなイメージです。
でも、自分で抑えるのはシンドイので、できれば旦那さんにその役目をお任せしましょう。ちょっと恥ずかしいですが、あるのとないのじゃ全く違います。
大事なことなのでもう一度言います。
ちょっと恥ずかしいですが、あると本当に本当に!!楽になります。
ビニール袋、タオル
私の場合になりますが、お産が進んでいる最中、3回とも吐いてしまいました。ちょうど子宮口が全開になる瞬間です。赤ちゃんが急に下がってきて、他の臓器が圧迫されたことによる嘔吐だったようです。陣痛の中での嘔吐はかなり辛いものでしたが、私にとって「嘔吐=出産のゴール」のサイン。この症状が起きる人は少なくないようなので、念のため枕元にビニール袋を置いておくと安心ですよ。
アロマオイル
辛い陣痛を和ませてくれるアイテムの最後はアロマオイル。出産は、何と言っても呼吸が大事です。その呼吸にアロマオイルの癒し効果を付けると、気持ちが穏やかになりますよ。ミニタオルにお気に入りのアロマオイルを含ませて、息を吸うときに鼻に当ててみてください。好きな音楽をかけるのも良いけど、香りの癒し効果は絶大です。
陣痛を乗り切るコツ
最後に、ここまで紹介した情報とともに、陣痛を乗り切るコツを紹介します。
呼吸法
陣痛を耐えるにも出産に挑むにも、とにかく呼吸法が大事!
痛いとぐっと呼吸を止めてしまいがちですが、赤ちゃんに酸素が行かなくなってしまうので、呼吸はしっかりとしましょう。なるべく長くゆっくりと、鼻から吸って口から出す。妊娠中にイメトレしておくといいですよ。
助産師さんの言うことを聞く
とにかく、これです!助産師さんは、もちろん出産のプロ。無理!と思うことを言われても、どんなに辛くてもしっかり聞きましょう。早く、楽に出産するにはこれが一番です。お役立ちアイテムに助けてもらいながら、助産師さんとともに少しでも楽に赤ちゃんにご対面できますように・・・頑張ってください!